『私の夏休み』

北九州市から上京してきた貧乏東大生が下剋上していく物語です。「私」の出来事や内面を、論理と感性のバランスがとれた名文で描写します。政治、経済、社会、都市論、旅行、料理、ランニング、音楽など関心は広いです。

2016-05-01から1ヶ月間の記事一覧

僕たちゆとり世代って気焔とか欲とかが薄い人は多いよね?

僕はとある給付型奨学金に応募した。 奨学金といえば、両親の家計の貧しさと本人の学業その他の成績を基準にその支給の可否が決められることが一般的だ。 今回私が応募したものは後者のもので、6枚ぐらいの書類に米粒のような字で僕そのものを書き詰めたら、…

『私の夏休み』を書くにあたって

はじめまして。 東京大学2年の福田賢朔(ふくだけんさく)といいます。 文科2類というところに属していて、たぶん3年次以降は経済学部に進みます。 文科2類・通称文2の2年生の夏学期は「文ニート」という言葉があるぐらいには暇があります。 そして、僕は本…